繁盛店は作るな ガラガラ店舗で業界No.1 西松屋~ カンブリア宮殿

2011年11月17日放送 カンブリア宮殿からのメモ

ゲスト:西松屋社長 大村禎史氏






西松屋は子供用品店日本一  ~ なぜか土日でもガラガラ
年商1178億円 16期連続増収 ユニクロを超える顧客満足度

0から6歳児の子供服が主力
値段が安い => 子供はすぐ成長するので安ければ安い方が助かる
ポケットがあるように見せて実は縫い目やプリントだけ => 安全にもよい

紙おむつや離乳食がそろう

通路が広く(2.7m程度)、カートを止めても他の客の邪魔にならない。
姫路のローカルチェーンから発展。

理工系の観点から検証した。

ワゴンセールが当たり前だったが、お客さんが探しにくいと感じた。=> なくすことを提案
なくしても客が減らず、子供連れの客には嫌っている客もいた。

マネキンは必要か?
=> マネキンをやめて上に上着、下にズボンを置いたら客は自分でコーディネートし始めた。

BGM をやめた。のぼりやポップも商品が見にくいだけなのでやめた。
こちらから接客することをやめた。=> お母さんにとって子供の服を選ぶのは大きな楽しみ

理系の合理性で次々にこれまでの常識を廃止。

接客はきりがない。公平に接客しようと思うと従業員が多くなりすぎてきりがない。
BGMも800店舗あると1年で1億かかるが、意味がない。
ワゴンセールは上にも下にも空間ができ、そこがデッドスペースになる。

店舗運営コストを極限まで抑える => 幹線道路沿いを避けることで地代が半分程度に
店は2人のパートで運営。店内のいたるところに「商品とり棒」
陳列ハンガーは微妙に下がっている。(自動的に前に出る)
商品をすぐに前に出すことができる「商品簡単引き出し棒」

客が来すぎて混雑する場合には、もう1店舗近隣につくってガラガラにする。
店舗の作業を増やす人件費が一番コストがかかる。

本社に「シュミレーション店舗」がある。全国の店舗がほぼこれと同じ作り。
1周すれば大体必要なものは分かる。設計の費用が少なくて済む。本部からの指示がしやすい。
店舗の写真を定期的に送信させて、指示を出す。

チェーン店を展開していくためには、接客に力をかけるよりも、人にコストをかけない方がよい。
空いているほうがお客さんにも、従業員にとっても快適。

「現場主義」とは逆のやり方で成功。店舗で起こるいろいろなことはできるだけ本部で決めるようにする。現場で決めるというのでは無理が出てくる。

強気の出店攻勢 現在800弱 => 5年後には1000店舗

今秋から小学生向けの製品を用意(ターゲットの拡大)
大手企業からベテラン技術者の招き入れ => オリジナルベビーカーが5倍売れた

子供用品のマーケットは2兆円 西松屋は1000億程度だからまだまだいけるはず。
手ごろな値段のマーケットを開拓していきたい。

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