絶望からの再出発 阪神大震災を乗り越えた工場 ~ カンブリア宮殿

2011年5月26日放送 カンブリア宮殿からのメモ。

ゲスト: 万協製薬社長 松浦信男氏






テーマ「必要とされる会社」

三重県 多気町に工場。年間1000人の見学者。地震対策の見学。
=> ガラスや蛍光灯は飛散防止。懐中電灯置き場は徹底。電源ケーブルは天井。

ハンドクリーム、消炎剤などを生産。
=> 近江兄弟社、小林製薬などに卸すOEM専門メーカー

被害を受けてもすぐに立ち上げることができるような工場を作っている。
年商19億円、従業員100人。

1960年神戸で父が創業。年商2億円、就業員20人。
1995年1月17日大震災に見舞われる。工場はすべて潰れた。
片付けようと思っていたが、社員が抵抗。「けがしたら、会社が何とかしてくれるの?」
=> 社員に必要とされていない・・・ 月末に全員解雇。一緒に頑張ろうと言ってくれるかと期待したがそれはなかった。

お客さんからの発注はかろうじてあった。
「客からも従業員からも必要とされる会社を作りたい。」

立ち退き料 6000万+ 借金5000万で多気町に工場を再建。

「チューブではなく大きな容器に入れて作ってほしい」
どんな容器、方法でも生産できるようにするのが生き残る道。
=> OEM 生産へ

名古屋のホーユーがサンプルに興味を示す。匂いがしない消炎剤。
=> 成分比較、すぐに生産可能等をアピール => 商談成立

容器や外箱の規格を統一し生産 => 他社の別の製品でもすぐに作れる。
OEM戦略で1997年の10倍近くの売り上げに。

三重県では自分たちのブランドでは食べていけなかった。すでに有名な会社さんに提供。
ドラッグストアのプライベートブランド。胃腸薬しかない会社に水虫薬を提供。設備を共有してもらうことを考えた。再生とは「必要とされること」

漫画が読み放題。空きスペースは卓球場、リング。

「意見が通りやすい会社」が社員にとっていい会社。いろんな提案が社員から社長に直行。
感想文制度 => 指定された本を読み感想文を書かせている。

復興にはスピードが大事。

経営者は続けていくことが務め。続けたいし、そのためには、どんなことでも受け入れる覚悟ができている。

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