なんだか、セリーグが開幕を遅らせないことによって、大臣まで出てきて「世論」「空気」っていうものが一方向的に醸成されてて、ちょっと不思議な(というより恐ろしい)感じがするので、自分が感じる違和感をメモ。
ちなみに、私はプロ野球ファンでひいきの球団は西武(ファンクラブに入会して年に何回かは見に行く程度)。セリーグに関しては、アンチ巨人(&アンチ阪神)なのでセリーグは基本どうでもいいのだけど、何を理由に「開幕を延期しろ」という強い世論が形成されて「空気を読め」と怒っているのかがイマイチピンと来ていない。
ちなみに、私はプロ野球ファンでひいきの球団は西武(ファンクラブに入会して年に何回かは見に行く程度)。セリーグに関しては、アンチ巨人(&アンチ阪神)なのでセリーグは基本どうでもいいのだけど、何を理由に「開幕を延期しろ」という強い世論が形成されて「空気を読め」と怒っているのかがイマイチピンと来ていない。
話の前提として、今回の震災では、個人的にも、不合理な思考停止型の「自粛」や「中止」で経済的に手厳しい被害をこうむってしまっているので、そういう社会的な雰囲気がよくないと思っている。この1週間ほどの銀座も人通りも少なく、経済的にはひどいことなっているようだし。
被災地の復興なども含めて一日も早く景気が回復してほしいし、復興するためには動ける人はこれまで以上に経済をシャカリキに回すしかないと思うのだけど。なぜ今ならだめで、4月12日ならよいのだろう。
・電力以外の問題が何かあるの?
一般的な世論としては、「計画停電で我慢している人もいるのに、明々とナイターなんてけしからん」という論調がすべてにみえるけれど、だからといって、単に電力の不公平感のために大臣まで出てきて日程の見直しを求めることなのか?という疑問が第一。不公平な節電計画は東電が勝手にやっていることなので、そっちが問題なののはず。東電(政府も?)は経済を回すのに比較的重要な場所の停電を差別的に回避しているし、その意味ではプロ野球も重要な産業なのではないかと思う。1か月以内に停電問題が解消するとも思えない。
個人的には野球ファンでもあるので、「ブレーカーを完全に止めて数日間東京電力圏外で生活をする節電に協力してくれれば野球チケット差し上げます」とでも言ってくれれば、喜んで協力するのだけど、そういうレベルでは解消しない問題?(1試合で数千世帯程度の消費量と同じということだったが、そういうアイデアで東京電力管内に大量にいる巨人ファンに節電を促すことはできないの?案外効果がありそうな気がするけど)
あと、電力以外の問題って何なんだろう?大臣の言う、「国民の理解」ってどうやって測るのだろう?一応、選挙で選ばれた政権政党の意見かな。
・巨人が東京ドームでの試合を延期、または中止することでどれほど経済的被害が拡大するの?
巨人というチームはそのファンの多さや立地の良さからも、本拠地の試合を1試合遅らせるだけでも、ましてや中止してしまったら、経済の循環に対するダメージが大きいはず。周辺の飲食店や「巨人見たさに来京する」という地方在住者などの旅行も多いので、読売球団の直接的な利益だけでなく周辺産業に対する企業の責任としても、できうる限り予定通りやりたいというのは当然なことじゃないのだろうか?それに対する金額的な評価・見積もりがほとんどみつからない。
セリーグがパリーグやJリーグと決定的に違うのは、物理的には全球団開催可能ということ。パリーグと同様に12日に始めると、学校の春休みに当たる期間の日程がごっそりなくなってしまうので、数千世帯程度の停電より、その経済的な被害は相当に大きい可能性はないのか。(あえて巨人と書いたけど、ヤクルトでも結構大きいと思う。特に阪神戦。試算の仕方が分からないけど。数千世帯の家庭に電気が通れば、経済効果あるのだろうか?いっそのことバッサリ止めてしまって、外食させたり旅行させた方が得なんじゃないかとすらおもうのだが・・・)
・今ここでセリーグが開幕を強行したら本当にファンがどんどん離れてしまうの?
このあたりはよくわからない。自分はパリーグファンだから、パリーグがやってない間にセリーグやってくれたら、テレビも多分見るし、「復興支援試合」と言われれば例年はいかないセリーグの試合に何試合かは行ってお金を落とすかも。どの道、ファンはやめない。
今、「延期しろ」と騒いでいる人達が、他にプロ野球を通じて何か経済に貢献するような手段を持っているのかも見えない。そういう意味では、開幕を強行してもファンはそんなに減りはしないんじゃないかと思う。得体のしれない世論で延期または中止して経済的な打撃がでてしまっても、それを「世論」が補てんしてくれるわけでは絶対にない。多分、こういう世論を形成している人はあまりプロ野球ファンでもないし、今まで一度もプロ野球にお金も落としてない人も多いはず。代替案も出さずに単にやめろと言っているのであれば、あまり気にしなくてもよい気がする。
単なる開幕延期ではなく、とにかく回しながら埋めていくような建設的な方法はいっぱいあるのではないかと思うのだが・・・ ファンならそれをいっしょに考えるべきだと思うのだけど。
・選手会は、この大震災の影響で球団の収益が落ち込んだ場合に、落ち込んだ収益分の大幅な減棒を受け入れる用意があるの?延期の期間中に何をするの?
これは多分考えにないはず。世の中でも最も運動神経の良い若い男達が、被災地に召集されるわけでもないのに「今は、やる気がしない」と言って仕事を止めようとしているのは、ちょっと不思議でもある。「お前らいくらもらって野球やってんだよ」、という意見はあまりない。この状況でも、一般の大多数の大の男は震災後の気分がのらない状況でも普通に働いている。
「延期して何やるんだ?」というのも今はあまり記事にもなっていないので分からない。隣の国にでも行ってチャリティマッチのオープン戦で億単位の義援金稼いでくるとかならOK
今日の世論では上記のような考えは「全く空気の読めてないバカ」の考え方だろうけれども、とりあえず記録しておこう。ひとまず、開幕問題がどのような決着になるかはわからないけど、1シーズン終わった半年後の時点で、主に経済的な部分やファンの反応という点でどういう結果が出ているか、ということには注目しておきたい。
予想としては、「世論」は今日はこれだけ大騒ぎしているのに、シーズンが終了する半年後には
「そんなこともあったなぁ(遠い目)」
で終わりか、興業的に大打撃でプロ野球再編問題が再燃するかのどちらか。
半年前の横浜の問題も、大騒ぎした割に結局どうにもなってないし。
どちらにしても、この問題でプロ野球の経営問題が改善し上向く可能性はほとんどない。
被災地の復興なども含めて一日も早く景気が回復してほしいし、復興するためには動ける人はこれまで以上に経済をシャカリキに回すしかないと思うのだけど。なぜ今ならだめで、4月12日ならよいのだろう。
・電力以外の問題が何かあるの?
一般的な世論としては、「計画停電で我慢している人もいるのに、明々とナイターなんてけしからん」という論調がすべてにみえるけれど、だからといって、単に電力の不公平感のために大臣まで出てきて日程の見直しを求めることなのか?という疑問が第一。不公平な節電計画は東電が勝手にやっていることなので、そっちが問題なののはず。東電(政府も?)は経済を回すのに比較的重要な場所の停電を差別的に回避しているし、その意味ではプロ野球も重要な産業なのではないかと思う。1か月以内に停電問題が解消するとも思えない。
個人的には野球ファンでもあるので、「ブレーカーを完全に止めて数日間東京電力圏外で生活をする節電に協力してくれれば野球チケット差し上げます」とでも言ってくれれば、喜んで協力するのだけど、そういうレベルでは解消しない問題?(1試合で数千世帯程度の消費量と同じということだったが、そういうアイデアで東京電力管内に大量にいる巨人ファンに節電を促すことはできないの?案外効果がありそうな気がするけど)
あと、電力以外の問題って何なんだろう?大臣の言う、「国民の理解」ってどうやって測るのだろう?一応、選挙で選ばれた政権政党の意見かな。
・巨人が東京ドームでの試合を延期、または中止することでどれほど経済的被害が拡大するの?
巨人というチームはそのファンの多さや立地の良さからも、本拠地の試合を1試合遅らせるだけでも、ましてや中止してしまったら、経済の循環に対するダメージが大きいはず。周辺の飲食店や「巨人見たさに来京する」という地方在住者などの旅行も多いので、読売球団の直接的な利益だけでなく周辺産業に対する企業の責任としても、できうる限り予定通りやりたいというのは当然なことじゃないのだろうか?それに対する金額的な評価・見積もりがほとんどみつからない。
セリーグがパリーグやJリーグと決定的に違うのは、物理的には全球団開催可能ということ。パリーグと同様に12日に始めると、学校の春休みに当たる期間の日程がごっそりなくなってしまうので、数千世帯程度の停電より、その経済的な被害は相当に大きい可能性はないのか。(あえて巨人と書いたけど、ヤクルトでも結構大きいと思う。特に阪神戦。試算の仕方が分からないけど。数千世帯の家庭に電気が通れば、経済効果あるのだろうか?いっそのことバッサリ止めてしまって、外食させたり旅行させた方が得なんじゃないかとすらおもうのだが・・・)
・今ここでセリーグが開幕を強行したら本当にファンがどんどん離れてしまうの?
このあたりはよくわからない。自分はパリーグファンだから、パリーグがやってない間にセリーグやってくれたら、テレビも多分見るし、「復興支援試合」と言われれば例年はいかないセリーグの試合に何試合かは行ってお金を落とすかも。どの道、ファンはやめない。
今、「延期しろ」と騒いでいる人達が、他にプロ野球を通じて何か経済に貢献するような手段を持っているのかも見えない。そういう意味では、開幕を強行してもファンはそんなに減りはしないんじゃないかと思う。得体のしれない世論で延期または中止して経済的な打撃がでてしまっても、それを「世論」が補てんしてくれるわけでは絶対にない。多分、こういう世論を形成している人はあまりプロ野球ファンでもないし、今まで一度もプロ野球にお金も落としてない人も多いはず。代替案も出さずに単にやめろと言っているのであれば、あまり気にしなくてもよい気がする。
単なる開幕延期ではなく、とにかく回しながら埋めていくような建設的な方法はいっぱいあるのではないかと思うのだが・・・ ファンならそれをいっしょに考えるべきだと思うのだけど。
・選手会は、この大震災の影響で球団の収益が落ち込んだ場合に、落ち込んだ収益分の大幅な減棒を受け入れる用意があるの?延期の期間中に何をするの?
これは多分考えにないはず。世の中でも最も運動神経の良い若い男達が、被災地に召集されるわけでもないのに「今は、やる気がしない」と言って仕事を止めようとしているのは、ちょっと不思議でもある。「お前らいくらもらって野球やってんだよ」、という意見はあまりない。この状況でも、一般の大多数の大の男は震災後の気分がのらない状況でも普通に働いている。
「延期して何やるんだ?」というのも今はあまり記事にもなっていないので分からない。隣の国にでも行ってチャリティマッチのオープン戦で億単位の義援金稼いでくるとかならOK
今日の世論では上記のような考えは「全く空気の読めてないバカ」の考え方だろうけれども、とりあえず記録しておこう。ひとまず、開幕問題がどのような決着になるかはわからないけど、1シーズン終わった半年後の時点で、主に経済的な部分やファンの反応という点でどういう結果が出ているか、ということには注目しておきたい。
予想としては、「世論」は今日はこれだけ大騒ぎしているのに、シーズンが終了する半年後には
「そんなこともあったなぁ(遠い目)」
で終わりか、興業的に大打撃でプロ野球再編問題が再燃するかのどちらか。
半年前の横浜の問題も、大騒ぎした割に結局どうにもなってないし。
どちらにしても、この問題でプロ野球の経営問題が改善し上向く可能性はほとんどない。