先進国で最低水準 ニッポンの農業の未来とは? ~ 財部ビジネス研究所

2010年 2月12日 放送 財部ビジネス研究所からのメモ

食料自給率 40%、
農業だけの平均所得104万円、
農業人口は10年で130万人減少(現在260万人)
平均年齢 65.8歳 5歳上昇

TPP での関税完全撤廃の動き。元々農業だけでは食べていけない日本。






・群馬県
こんにゃく芋 関税率 1800% => それでも儲からない。
TPP に参加して関税がゼロになるかどうか分からないということ自体が不安。

ミャンマーなどの後発国から一部関税無料で輸入 => それだけで国内生産量1割減

群馬県には3000戸のこんにゃく農家。研究会で話し合いが続いている。
海外の農家なども視察。加工施設もよいものができてきている。

加工業者も TPP 参加後のことについてはどうなるかはわからない。

生産農家も現状認識を正しく行って、単に反対するだけでなく自分たちで対応しようとしている。

・岐阜県 美濃加茂市
農家で専業でやって500万稼げる人など地域に一人か二人くらい。
定年後のグループが健康のためにやっていたりする。手間の割に儲けが少ない。

さといもは出荷規格が厳しく、収穫に比べて極端に出荷量が少ない歩留まりが悪い商品。

規格外のものを全量買い取り加工する受け皿を作る企業も=> 八尋産業

減圧平衡乾燥装置でさといもを使ったサプリメントなどを作る工場。
里芋の粉末。規格外の原料を給食用、生協用に加工して提供。

岩手県花巻市で減圧平衡乾燥装置を購入
=> 青森などの売上に左右されやすい。青森で大量に加工品が出てしまうと岩手では買わない。

農協では買ってくれないものが多い。注文販売では、比較的高級なものしか売れない。

減圧平衡乾燥装置で完走リンゴに。
=> 栄養価が変わらない。軽い。甘味料やペットのえさ、などかなり用途は広い。
いまのところ、手ごたえはかなり良い。

農家自らが自立していくためのあらゆる可能性を模索することが大事。



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