中国リスクの真実 ~ ガイアの夜明け

2010年11月10日放送、ガイアの夜明けからメモ






パーリンポウ ~ 1980年代生まれの若者。
大企業志向だが、なかなかそれが実現する人は少ない。

・工場労働
中国、武漢 ~ 日系企業専門のコンサルタント 杉山定久氏(68)

コンピューターの基板工場 => 作業員が毎月200人くらい辞めていく。
労働者の食堂で食べさせている。日本人は日本人専用の食堂で食べている。
待遇の違いや、コミュニケーション不足。

中国ビジネスのコンサルティングが非常に多い。

杉山氏の会社、静岡・三島市、南富士産業 ~ 本業は住宅関連産業
20年前独自の技術で中国に進出。その経験をもと1996年からにコンサルティング。

中国上海郊外に進出している企業からの相談。社長と工場長2人で運営。
消極的で言われたことしかしない。納期の遅れ、不良品も増えている。
中国人の労働者は7年前の45人から3倍の150人に増加。

整理整頓はほとんどしない。社員食堂では、食事を残す人が続出。
明確に士気が下がっている。ストの可能性も。

中国人調査員に潜入調査をさせて、内情の問題点を探す。
社長と工場長は話しかけてこない。夜に日本人がいない時間帯にサボっている。
日本式の管理体制に不満。

報告書をもらったが、社長はこれまでのやり方をあまり変えたくない。

コンサルタントを交えて、始めて中国人の労働者との合同会議。
食堂に、肉料理も追加。社長も社員食堂で食事。中国人からの幹部の抜擢も検討。

・日本企業のアジア進出
中国 4878社、フィリピン419社、ベトナム332社、タイ1577社、マレーシア759社、インドネシア659社、シンガポール991社 東洋経済2008年版

中国以外の会社が、中国とほぼ同数。

・ゴルフのグリップ製造
イオミック ~ 鉢呂 敏彦
プロゴルファーの諸見里しおりなどが使用のゴルフクラブのグリップ。これから海外進出を検討。
カラーグリップは、イオミックが業界初で最初から落ちることなく売れ続けている。

材料はプラスティック系の樹脂。それを金型に流し込むことでできる。2色のグリップを入れるのは、業界初。ゴルフグリップは7年前から。元々は農機具用製造。

中国製の模倣品(ロゴだけがそっくり)がでてきている。海外進出を考えているが、中国に出ていくのはノウハウの流出。別の国を検討。タイに。

タイは中国よりも労働者の給料は少々高いが、親日で品質が良い。
トリミングなども起用にこなす。

出してきた見積もりは、日本のものとほぼ変わらない値段。
金型をすでに発注してしまっているので、引くに引けない状況。
できた金型を使って、タイに持ち込み試作品 ~ 最初はグリップとは呼べない代物。
社長自ら生産指導 なんとか製品レベルに。加工費の折り合いがつけば年内生産開始。

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