2010年11月7日放送 BS朝日 ダイワスペシャリストリポート(10月7日収録) からメモ
・貿易統計
輸出の伸びが鈍化。
2010年前半は、前年比で非常に高い伸びを示していたが、8月に鈍化。
ピークは2月だったが、徐々に鈍化。
貿易黒字もプラスを維持したが、17か月連続黒字を維持しているが、市場のコンセンサスから見れば半分ほどになってしまった。
リーマンショックでは、かなり輸入・輸出とも下落して、一旦昨年持ち直したが、今年に入って再度減速している。
季節調整積み前月比は4カ月連続マイナス。
地域別の金額では、中国を除くアジア、中国、アメリカとなる。
品目別の輸出金額では輸送機器の落ち込みが大きい(特にアメリカ向け)。
景気先行指数は世界的に鈍化。
製造業PMIも頭打ち。さらなる懸念材料としては、円高。
円高の影響 ~
1.輸出価格に影響 2.企業業績に影響 3.日本の産業の空洞化
90年代から製造業就業従事者がどんどんと減っている。
円高も定着してしまっているため、長期的には製造業の空洞化が進んでいる。
踊り場的な局面が当面は続く。
世界的な景気は、回復傾向ではある。